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四国遍路1200年の旅。 四国八十八ヶ所、別格二十霊場、三十六不動霊場を 旅しながら、弘法大師さまの足跡を辿りたいと思います。

四国八十八か所第45番札所 海岸山 岩屋寺④弘法大師さまと不動明王さま

 「まだ先があるよ。長いし、疲れるけど頑張ってね(❃´◡`❃)」そう下りを歩く年配の女性の参拝者の方に、ご親切に教えていただきつつ、ひたすら歩きます(;^_^A行き交うお遍路さん達と挨拶を交わしながら、山を登って行きます。杉の木立が多く、山深い場所にあります。歩き疲れた頃に、ようやく私たちは岩屋寺の境内へ辿り着きました。ちょうど去年の真夏の頃でしたσ(^_^;)とても暑かったです。

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標高700m。奇峰が天を突き、巨岩の中腹に埋め込まれるように堂宇がたたずむ典型的な山岳霊場である。神仙境をおもわせる境内は、むかしから修験者が修行の場としていたようで、さまざまな伝承が残されている。本当に、不思議な場所です。他のお寺とは違う雰囲気もありますし、京都や奈良でもこの様な光景を見た事がありません。まさに稀に見る霊地だと思いました。

弘法大師さまは実際にこの霊地を訪れています。空中を自在に飛行できる神通力を身につけたという法華仙人は、大師の修法に篤く帰依し、全山を献上しました。大師は木造と石造の不動明王像を刻み、木像は本尊として本堂に安置し、また、石像を奥の院秘仏として岩窟に祀り、全山をご本尊の不動明王として護摩修法をなされました。

弘法大師さまが仏様の中で一番ご縁の深い不動明王さまが、この霊地におられます。弘法大師さまにとっても、この場所は特別な場所であったようです。

伊予の国の出身である一遍上人(1239〜89)が鎌倉時代の中期にこの古刹で参籠・修行したことは、『一遍聖絵』にも描かれています。かの有名な一遍上人たちも、弘法大師さまがこの地で修行した事に習い、岩窟などで自ら修行し精進されておられたそうです。

13世紀末ごろまでには不動尊像をはじめ、護摩炉壇、仙人堂、49院の岩屋、33の霊窟などがそのまま残っていたと伝えられる。

テレビで観たのですが、この岩山の霊窟をドローンで撮影していました。古くから岩穴の一つに秘仏がおられるとの言い伝えがあったためです。肉眼では見づらいですが、お寺のある場所から岩穴のほうを見ると、少しだけ仏様が見えるようです。確か本堂と大師堂の間の階段だったかな?ちょっと忘れてしまいました。すみませんσ(^_^;)私もいつか再訪した時に見てみたいと思います(❛ᴗ❛人)✧